こんばんは。
「平成」から「令和」へ元号の発表も終わり、新しい時代へ入ろうとしています。
新年度もいよいよ始まり、選手たちの学年も一つ上がります。
こちらも新しい物語の始まりです。
さて、先日も、オープン戦が行われました。かなりしびれる試合でした。
少しずついい試合ができるようになってきたなと思います。
そこには、選手たちの意識の変化が関係しているのではないかと、私は感じています。
練習は、もちろん楽しく、一生懸命やることが一番です。
しかし、楽しければなんでもOKかと言うとそうではありません。選手たちには、それぞれの発達段階に応じて、それぞれの楽しさがあります。
その中でも、今日は、特に上級生と話をしている、精一杯出し切る楽しさについて書きたいなと思います。
これは、とある日の練習風景ですが、やりたいことがうまくいかず、選手たちがミーティングを始めました。選手たちの中で、目標を決めて練習を再開しました。
しかし、それでもうまくいきません。やがて、「こんなのやっても意味がない、次のやつに行こう」と言う声が出てきて、「みんなで決めた目標はどこに行ったん?決めたんやからやり切ろうや」と言う選手たちと2つに分かれてしまいました。
あまり口出しするのはな、、、と思いながら、1つだけ口を出してしまいました。「それをやめる理由が、きちんと前向きで建設的なんなら、次に行ったほうがいいし、ただできないことから逃げたくてそう言っているなら、うまくいかないかもしれないよ」
選手たちは、話し合った結果、目標を最初のものより下げてクリアし、次のメニューに進みました。
ところが、みんなでクリアしたにも関わらず、誰も、嬉しそうではなく、むしろものすごくどんよりした雰囲気で、次のメニューに取り掛かっていました。
選手たちは口々に、「なんか嫌な感じやわ」「せっかくクリアしたのに全然嬉しくない」と言っていました。
この話をしている時間、選手たちの心はすごく「揺らいでいた」と思います。それは、選手たち自身が、誰に言われるでもなく自分たちで目標を立てたから、なんとかしたいのに、次にも行きたいそんな葛藤の中で、仲間とぶつかり合っていたからだと思います。
すごくいい時間だなと私は思いながら、見ていました。
正しいこと、自分の気持ちに正直になりたい自分と、そこに蓋をして、楽な方へ逃げてしまいたい自分。ダメな事、逃げてしまいたい自分と、そこに立ち向かい逃げずに戦おうとする自分。
選手たちは、日々色々な自分と会話をしています。きついランニングメニューの時、周りの選手に声をかけてもらう、奮い立たせてもらう。いつか、それを自分自身で、できるようになって欲しいなと思います。
「ここからだろ」「きついけど、もう一歩だせ」
苦しくなった時、負けそうになった時、自分を自分が励まし、ダメだと思ったところからもう一歩だせる強さを身につけて欲しいなと思います。
自分に負けなくなってきたなぁ。そんな選手が最近、一人、また一人と増えてきているように感じます。新しい自分が見え始め、すごくいい顔をしています。
たくさん自分と会話して、素敵な人になって欲しいなと思います。
Yコーチ
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